物語の舞台は異世界

2001年7月に公開された映画『千と千尋の神隠し』は私がジブリ映画の中でもっとも好きな作品です。こんなにも何度も観たい、今でも観たいと思う作品は他にはないと思います。最初、映画館で観て、その後DVD化されてからは当時、幼稚園児だった甥と何回も観ました。甥は次に出てくるセリフや千尋の動きまでよく真似をしているほどでしたし、最初は全く意味が分からないと言っていた私の母も何度も甥に付き合って観ているうちにどんどんはまっていったようです。 ストーリーはもちろんですが、その魅力のひとつに物語の舞台背景もあるのではないかと思います。湯屋の舞台になったのではないかと言われている愛媛県の道後温泉はもうかなり有名ですが、他にも群馬県の四万温泉、かつては銀の産出でにぎわった山形県の銀山温泉などがあります。そして、神の世界に入り込み、千尋の両親が豚になってしまった舞台となった台湾の九?は今でもかなり有名で今でもたくさんの観光客でにぎわっています。古き良き建物が夜になると赤い提灯の明かりに照らされてなんとも幻想的な世界を観させてくれます。実際の映画の中でも誰も観ていないと思われるような細かい部分まで繊細に描かれていて、感動とため息しか出ません。最初はストーリーと主人公の動きを追うのに精いっぱいで細かな部分まで観ていませんでしたが、何度も観ているうちに今まで気付かなかった細やかで繊細に描かれている部分があることがわかってきます。何回も観てみるのがおすすめです。

Copyright(c) 2016   『千と千尋の神隠し』 ~トンネルの向こうは異世界でした~   All Rights Reserved.